10月22日の本
いきなりドン!
宇佐見りん先生の「かか」です。
宇佐見先生といえば「推し、燃ゆ」でご存じの方も多いかと。
くさかんむり、この話をあちこちでしてるし、このブログでも過去に書いた記憶があるのですが
「推し、燃ゆ」が芥川賞受賞作になった当時、今と変わらずヲタだったくさかんむりは「ついに!推し、とか、CDを積む、なんて言葉が登場する本が芥川賞に!!」と興奮し、自分が芥川賞を苦手にしている事も忘れて買って、読んだんですが
流石芥川賞受賞作品!美しく、興味と想像を掻き立てる文章にガッツリ心を奪われながらも、しんどいストーリーに病む寸前メンタルになり、読了後3日は引きずった経験があります。
その、宇佐見先生のデビュー作との事で、図書館で無理なら途中で辞めよう…と借りてきました。
ページを開いて、また違う文体にちょっと驚きつつ、リアルな描写や健気なうーちゃんの叫びになる前の痛みで熱い心理描写が途中で辞めるなんて考えを捨てさせて、最後まで読み切っちゃいました。
そして、やっぱり辛くなりました。←
次にご紹介する本を読んで癒やされたので引きずらずに済みましたが(今作は事前に覚悟して読んだのも大きい。「推し、燃ゆ」にはノーガードでぶん殴られた)、やはり破壊力がハンパない。
いつも、ジャズやクラシックを聞き流しながらコーヒーを準備して本読むんですが、本に没入して最初に起こるのが「BGMが聞こえなくなる」事なんです。
無音だと、逆に家庭音とかが気になって入りにくいんですよ。
でも、「かか」は覚悟して…