12月5日の本
今日は過去に読んだ本の記録です。
宇佐見りん先生の「くるまの娘」
以前にも書きましたが、宇佐見りん先生大好きなんですけど、先生の作品は続けては読めないので、明るい雰囲気の作品を挟んでから読みました。
文学…特に芥川賞とかの作品で、くさかんむりがしんどくなるのは
主人公の痛みや心の叫びが、リアルに、生々しく、時に力強く、美しく描写される↓没入がふかくなり、主人公の痛みに共感してしまう↓辛い思いを抱える主人公だが、ラストを迎えても大概悩みや苦しみから解放されたり、問題が解決されることがない←これがトドメ
という流れがあるからです。
でも、しんどくても、文章の美しさと没入感が癖になって辞められないんですよね!
「くるまの娘」も、かんこちゃんの痛みや、心の叫び、どうしようもない想いが綴られます。
こちらの作品も、読了後、しっかり落ち込みました。
でも、また先生の作品は読むと思います!